Research — 自分という市場を理解する
00要約Overview
01物語Story
Situation
3.1 戦略プロセス で、まず市場を理解する Research が要ると書いた。企業なら市場調査・アンケート・ヒアリング・競合分析を行う。
Complication
しかし個人開発で、そこまでのコストをかけるのは現実的でない。時間も、お金も、人手も足りない。
Question
個人開発で、どうやって市場を理解するか?
02解決Solution
Criteria
- ヒアリングやアンケートのコストをかけないこと
- 一人でも回せること
- それでも市場理解として成立すること
Answer
市場を「自分」と定義した。マーケティングをやめたのではない。Research の対象を、自分という市場へ置き換えた。そして自分に対して、何度も「なぜ?」を繰り返す。なぜ困っているのか。なぜその機能が欲しいのか。なぜ既存サービスでは満足できないのか。なぜその行動を取るのか。
Reason
自分は、一番理解しているようで、実はそうでもないからである。 好きな食べ物は答えられても、「なぜ好きなのか」と聞かれると、意外と言葉にできない。つまり自分もまた、分析の対象である。だから Research が要る。Research とは、他人へのヒアリングである前に、自分との対話である。
Options
- 企業型の市場調査 — アンケート、ヒアリング、集計、統計分析。精度は上がるが、個人開発のコストには見合わない。時間もお金も人手も足りないので採らなかった。
03結果Result
Good
ヒアリング・アンケート・集計・インタビューのコストがゼロになった。分析はすべて頭の中で完結する。マーケティングを省略したのではなく、マーケティングコストを極限まで下げたのである。
Bad
残る不確実性がひとつある。自分と同じ課題を持つ人が、世界に何人いるのか。それは Research だけでは分からない。
Follow-up
その不確実性に向き合い、狙いを定めるのが、市場を分析する 3.1.2 STP である。