3.1.1 · マーケティング

Research — 自分という市場を理解する

2026.07.11約4分

00Overview

01Story

Situation

3.1 戦略プロセス で、まず市場を理解する Research が要ると書いた。企業なら市場調査・アンケート・ヒアリング・競合分析を行う。

Complication

しかし個人開発で、そこまでのコストをかけるのは現実的でない。時間も、お金も、人手も足りない。

Question

個人開発で、どうやって市場を理解するか?

02Solution

Criteria

  • ヒアリングやアンケートのコストをかけないこと
  • 一人でも回せること
  • それでも市場理解として成立すること

Answer

市場を「自分」と定義した。マーケティングをやめたのではない。Research の対象を、自分という市場へ置き換えた。そして自分に対して、何度も「なぜ?」を繰り返す。なぜ困っているのか。なぜその機能が欲しいのか。なぜ既存サービスでは満足できないのか。なぜその行動を取るのか。

Reason

自分は、一番理解しているようで、実はそうでもないからである。 好きな食べ物は答えられても、「なぜ好きなのか」と聞かれると、意外と言葉にできない。つまり自分もまた、分析の対象である。だから Research が要る。Research とは、他人へのヒアリングである前に、自分との対話である。

Options

  • 企業型の市場調査 — アンケート、ヒアリング、集計、統計分析。精度は上がるが、個人開発のコストには見合わない。時間もお金も人手も足りないので採らなかった。

03Result

Good

ヒアリング・アンケート・集計・インタビューのコストがゼロになった。分析はすべて頭の中で完結する。マーケティングを省略したのではなく、マーケティングコストを極限まで下げたのである。

Bad

残る不確実性がひとつある。自分と同じ課題を持つ人が、世界に何人いるのか。それは Research だけでは分からない。

Follow-up

その不確実性に向き合い、狙いを定めるのが、市場を分析する 3.1.2 STP である。