3.3 · マーケティング

マーケティングマネジメント — 作ったあとに考えること

2026.07.11約5分

00Overview

01Why

作った。では、どう届けるか。ここで多くの人は広告を思い浮かべる。しかし個人開発に、広告を打つ資金はない。数円の収益で、広告費は出せない。

資金がないなら、やり方を変えればいい。こちらから押し込む (プッシュ) のではなく、向こうから探してもらう (プル) 設計にする。幸い、私のターゲットは「自分と同じ課題を持つ人」である。同じ課題を持つ人は、その課題を解決したくて、自分から検索する。押し込まなくても、探しに来てくれる相手がいる。ならば、探されたときに見つかる場所に、ちゃんと居ればいい。

02How

軸にするのは DECAX モデルである。電通が提唱した、コンテンツ時代の消費行動モデル。Discovery (発見) → Engage (関係) → Check (確認) → Action (行動) → eXperience (体験共有) の順に進む。広告で注意を奪うプッシュ型ではなく、消費者自身の発見から始まるプル型なので、広告費のない個人開発とよく噛み合う。

これを、3 段階にまとめて実装した。

  • 発見される (Discovery) — SNS は流れが速く、書いても蓄積されない。だから Web サイトとブログを作り、SEO をした。検索で、課題を持つ人に見つけてもらう。
  • 信頼される (Engage / Check) — 発見されても、知らない個人のアプリはすぐには使われない。記事で共感と信頼を積む。盛らず、誠実に、役立つことだけを書く。
  • ファンになる (Action / eXperience) — 良い体験をした人がシェアし、それが次の発見を生む (バイラルループ)。さらにアプリ内へ自分の他アプリのリンクを置き、クロスセルする。

発見される仕組みは 3.3.1、信頼される仕組みは 3.3.2、ファンになる仕組みは 3.3.3 で書く。

03What

広告費ゼロでも、探されて、信頼されて、広がる。
それを回す仕組みが、マーケティングマネジメントである。

発見が信頼を生み、信頼が行動を生み、行動の先の良い体験が、次の誰かの発見になる。点だった一人ひとりの出会いが、線になり、やがて円 (ループ) になる。ここまでが、マーケティングの一周目である。ただし、一周回してみて初めて分かることもある。回した結果をどう見て、どう直すかは、次の工程になる。