2.4.4 · ブランド基盤

AdMob を設定する

2026.07.12約4分

00Overview

01Story

Situation

2.4.2 で Web サイトが独自ドメインで公開できた。アプリ側では、AdMob で広告を出して収益化する。

Complication

しかし、広告在庫には「なりすまし」の問題がある。第三者が「自分がそのアプリの広告枠を売っている」と偽ると、広告主は不信感から出稿を控え、正規のパブリッシャーの収益が取りこぼされる。何もしないと、自分が正規の売り手だと証明できない。

Question

自分が正規の広告在庫の持ち主だと、どう証明するか?

02Solution

Criteria

  • 公式の仕組みで正規パブリッシャーだと認証されること
  • 独自ドメインを使って証明できること
  • 一度置けば済む、手間の少ない方法であること

Answer

独自ドメインのルート直下に app-ads.txt を置いた。中身に AdMob のパブリッシャー ID を記載しておくと、「このドメインの持ち主が、この広告アカウントの在庫を正規に売っている」と宣言できる。ファイル 1 枚を置くだけである。

Reason

app-ads.txt は、ドメインの所有者だけが置ける宣言だからである。 これは IAB (業界標準化団体) が定めた仕組みで、広告主やプラットフォームは、アプリに紐づくドメインの app-ads.txt を見て、売り手が正規かどうかを確認する。独自ドメインを自分で持っているからこそ、この認証が置ける。なりすまし在庫が排除され、広告主が安心して出稿でき、結果として収益の取りこぼしが防げる。ドメインという資産が、そのまま広告の信頼性を支えている。

Options

  • app-ads.txt を設定しない — 手間はないが、正規パブリッシャーと認証されず、配信や収益で不利になる。独自ドメインがある以上、置かない理由がない。

03Result

Good

ドメイン直下の app-ads.txt 1 枚で、正規の広告在庫として認証されるようになった。独自ドメインを持っているという事実が、そのままアプリ広告の信頼性に変換された。

Bad

app-ads.txt はクローラが拾って反映するまでにラグがある。また、記述を 1 文字でも間違えると認証が通らないので、パブリッシャー ID は正確に書く必要がある。

Follow-up

ここで扱ったのは、ドメインが広告の「正当性」を保証する話である。広告を実際にアプリのどこへ、どれくらい控えめに置くか — その設計は 4.1.1 AdMob で書く。ブランド基盤としては次へ進み、ドメインを検索エンジンに登録する。続きは 2.4.5 Google 検索へ登録する