iPhone だけでアプリ開発環境を構築する方法
00要約Overview
Tools
- iPhone開発の主端末手持ち
- Claude ProClaude Code on Web (1.1.1)20 ドル/月
- GitHubソース管理 + CI/CDFree
- EAS + Expo Go配信・実機確認・buildFree
- Apple Developer Program申請 (1.1.2)99 ドル/年
- PC (何でも可)初回のみ (1.1.2)手持ち
01動機Why
1 AI 駆動スマホ開発 で書いたとおり、使える時間は寝かしつけ・通勤・昼休みの隙間だけで、手元の Intel Mac Air はサポートが切れている。Boot Camp で Windows と Mac がデュアルブートできる優れモノだったが、今は置物と化している。それでも、技術の進歩には置いていかれたくない — 生成 AI で開発の景色が変わりつつあるのは PoC で体感した。
では、この状況を開発環境の要件に落とすと、どうなるか。妥協できない条件は、次の 6 つだった。
- スマホだけで開発が完結する — 机も PC もないベッドが主戦場だから
- まとまった時間がなくても、少しずつ進められる — 10 分の断片を積み上げられる作業モデルであること
- Mac がなくても iPhone アプリを開発できる — サポート切れの Intel Mac を買い替えない
- iPhone と Android の両方に対応できる — 作り直しはしたくない
- 管理維持費がかからない — 個人開発なので、売上ゼロでも続けられる固定費に抑える
- AI が勝手に個人ファイルにアクセスしない — AI が自由に自分の環境にアクセスできるのは気持ち悪い
この 6 つを同時に満たす既製の開発環境は、見当たらない。だから、組み合わせて作ることにした。
02方法How
答えは、iPhone と 3 つのクラウドサービスの直列である。
- iPhone — 唯一の手元デバイス
- Claude on Web — クラウドで動く AI 開発環境
- EXPO (EAS — Expo Application Services) — build と配信のクラウド基盤
- GitHub — ソース管理と自動化 (CI/CD)
# 全体の流れ
iPhone → Claude on Web → GitHub → GitHub Actions → EAS → iPhone
この 4 つを直列につなぐ。これが組めたら、実現する。それぞれがなぜこの役割を担えるのか、ループがどう回るのかは 1.1.1 iPhone だけでアプリを実装する方法 で、build と App Store までの道は 1.1.2 Mac なしで iPhone アプリを build する方法 で書く。
03価値What
まとまった時間がゼロでも、Mac がなくても、
iPhone アプリを App Store まで届けられる。
6 つの条件は、この構成ですべて満たされた。机がなくても、寝かしつけの布団の中からでも、開発は前に進む。技術の進歩にも、置いていかれない。
先に断っておくと、1 回だけ PC のブラウザを使っている。初回の証明書まわりの操作だけは、さすがにスマホの画面では小さすぎた。理屈の上ではスマホだけでも可能だと思うが、無理をする場面でもない。詳細は 1.1.2 Mac なしで build する方法 で書く。
もう 1 つ。この記事は ADR (Architecture Decision Record) なので、詳細なセットアップ手順は書いていない。手順が必要なら、この記事を AI にそのまま渡して聞いてもらえれば上手くやってくれるはずである。フィージビリティは確認済みで、この構成は問題なく動いている。