AI 駆動スマホ開発 — iPhone だけの開発基盤
00要約Overview
Tools
- iPhone開発の主端末。すべてここ手持ち
- iPad申請用スクショ (オプション)手持ち
- PC (何でも可)初回のみ (1.1.2)手持ち
- Claude ProAI 開発支援 (1.1.1)20 ドル/月
- Apple Developer Program申請 (1.1.2)99 ドル/年
- GitHubソース管理 + CI/CDFree
- EASbuild / submit / 配信 (1.1.1・1.1.2)Free
- Flowスクショ生成Free
01序Jo
個人開発を、始めたい。けれど、フルタイムの仕事に残業、家事に育児 — 日常で PC を開く時間はない。机に向かえるまとまった時間も、実はない。使えるのは、寝かしつけと、通勤と、昼休みの隙間だけ。おまけに手元の Mac は、サポートが切れた。
人の手は 2 つ。同時に持てるのは 2 つ。仕事と家事・育児で、既に持ちきれない。
AI がコードを書く時代、開発のかたちは変わった。AI に依頼して、結果を確認して、判断すること。それなら、隙間時間の手の中の 1 台で足りる。
個人開発こそ、AI 駆動スマホ開発である。
02破Ha
Shift
なぜスマホだけで成立するのか。従来 PC が担っていた 3 つの役割 — コードを書く (IDE)、build する、配信する — が、すべてクラウドに置けるようになったからである。AI がクラウドの中でコードを書き、クラウドの中の Mac が build し、配信もクラウドが受け持つ。手元に残る仕事は、依頼と、確認と、判断。それなら手元の iPhone で足りる。
機材の実像は Tools のとおり。iPad は、ストア申請でタブレット対応にするときのスクリーンショット撮影にだけ使う (スマホのみの対応にすれば不要)。PC は初回に 1 度だけブラウザ操作に使うが、Mac である必要もスペックも要らない (頑張ればスマホでもいけるかも)。
Cost
月々の固定費は実質 Claude Pro の 20 ドルだけで、年に一度 Apple Developer Program の 99 ドルが乗る。GitHub も EAS も Flow も無料枠で回る。無料枠の中身と制約 (どこで詰まるか) は各記事で書く。
また、大きな制約として、クレジットカード登録を不要としている。クラウドや AI 系の武勇伝として、Key 管理が甘く、乗っ取られて数百万円の課金請求が来た、という書き込みを見たりする。従量課金でのクレジットカード登録は、無料でもしたくない。事故って多額の請求など怖くてできないので、基本的に登録していない。Claude の支払いは Apple 経由で契約しており、定額利用のみ・追加請求なし。Google Cloud も使いたかったのだが、クレジットカード登録しないとアカウントが作れず、事故りたくなくて利用していない。(クレジットカード登録なしで事前支払いが可能だったら利用していた。)
03急Kyu
よって、ここからは「iPhone を入口に、クラウドを直列につないだ開発基盤」という観点で語っていく。まず、なぜこの環境にしたのか — 妥協できなかった要件から。次に、どう実装するのか。そして、どう App Store まで届けるのか — の順である。
- 1.1 iPhone だけでアプリ開発環境を構築する方法 — なぜ「スマホだけ」を要件にしたのか。判断基準の全体
- 1.1.1 iPhone だけでアプリを実装する方法 — Claude Code on Web → GitHub → EAS の build なしループ
- 1.1.2 Mac なしで iPhone アプリを build する方法 — 証明書、初回だけの例外、TestFlight まで
- 1.1.3 EAS Update の安全な運用 — stg / prd 分離で誤配信を防ぐ
- 1.2 多言語対応 — ニッチな価値を、世界という母集団に届ける