朝の支度で「やりなさい」を口グセにしていた頃の話を、家での試行錯誤と一緒にまとめておきます。心理学の「自己決定感」をきっかけに、Todoガチャを『自分で引かせる』設計に振り直したのが出発点です。
「早くして!」
「何回言わせるの?」
朝に、これを 3 回くらい言ってる気がします。
我が家でも、朝の支度がいちばんしんどい時間でした。
7:20、まだパジャマで床に転がっている。
7:35、ご飯を食べながらマンガを開いている。
7:45、玄関で靴下を片方だけ持って固まっている。
毎朝、私のセリフが録音みたいに同じです。「歯磨いた?」「靴下は?」「ランドセル背負った?」
正直、言ってる私のほうが先に疲れる。
これ、子どものやる気が足りない、って話ではないらしいんです。
心理学に「自己決定感 (self-determination)」という用語があります。自分で選んだ、と感じる行動は、続きやすい¹。逆に、人から指示された行動は、能動性が湧きにくい。
つまり、毎朝「歯磨きなさい」「着替えなさい」と私が指示する限り、本人の中では「やらされる感」しか育たない。動かないのは、当たり前なんですよね。
これ、大人もそうですよね。「これやっといて」と言われたタスクと、「自分で選んだ」タスク、後者のほうが進みが速い。私もよくあります。
仕組みはシンプルです。
ポイントは「親が指示する」のではなくて、「子が引く」こと。
子からすれば、「次に何が出るかな」で手が動く。出たものは自分が引いたものだから、文句を言う相手がいない。
私の感覚だと、これだけで、朝の「早くして」が 半分以下 になりました。
やる事ばかりだと、ガチャを回す動機が薄れます。だから、ご褒美もガチャの中に混ぜておく のがコツです。
うちのガチャに入れているもの:
「次、何が出るかな?」やる事が出るかもしれないし、ご褒美が出るかもしれない。このランダム性が、続ける力になります。
行動科学では「予測できない報酬は、続く行動を作りやすい」と言われています²。スマホで動画を見始めて止まらないのも、同じ仕組みです (私もよくやります)。
ハードルの低い、短時間で終わるやる事を、最初はたくさん入れておくのがコツです。「できた!」を積み重ねる方が、最初は大事。
このどれかが、毎週、頭をよぎる方は、Todoガチャの仕組みが、ちょっと合うかもしれません。
うちでは、朝の「早くして」が、だんだん減ってきました。